高付加価値の大バーゲンと生活必需品の値上げ

2000/4/17 ジョセフ・スティグリッツ
 世界経済危機でわたしが学んだこと。
2007/5/29 福耳コラム
 工業力過剰社会の未来
2007/8/9 第一生命経済研究所
 低所得者層を苦しめる物価の二極化
~生活必需品価格上昇と贅沢品下落により実質所得格差は拡大~


 最後のレポートは雄牛と熊と欲豚と経由で知りました。というか最後のをみてから最初の2つを思い出したんですけどね。
 世界銀行やIMFが途上国に「産業を育成して輸出を行い、外貨を稼いで債務を弁済しなさい」と言い続けた結末がこの事態を招いているかもしれません。農産品は薄利で買い叩かれるので、より付加価値が高いと思われる工業品で攻めろとも提言しているはずです。
 付加価値が高い産業がより良いとそそのかされ、輸出品は徐々に変化していくものです。軽工業、重化学工業、電子工業、ソフトウェア産業、サービス業。特に電子工業以降は第一生命のレポートで価格が下がっているとされる産品を生み出しています。

 ええと、私が言いたいのは、この生活必需品の値上がりと贅沢品の値下がりは需要と供給がずれてる結果なんじゃないの、ということです。これを「すぐに」是正するのは無理でしょうねえ。うれしくないけど通常の景気サイクルにおける設備投資の増加から在庫調整終了までのながったらしい経過と同じことが起こらないとだめでしょう。つまりしばらく貧乏人はケチケチ生活しなさいということです。とはいえ、生活必需品のほうが儲かるとなれば巻き戻しが起きるんじゃないの、と思いますので気長に節約生活を続けていくべきです。安くなっても節約したほうが良いのですが。

 で、日本政府が本当に優秀でも、私の見立てでは問題は海外側にあるのでどうこうできません。逆に無能であってもより悪化させたりするのも難しいでしょう。あきらめたほうがいいです。
 とはいえ生活が苦しいのをなんとかしたいなら対処療法的に生活必需品の消費税を下げたりするといいかもしれないですね。ただし副作用というかオモシロ現象として、消費税率を下げると発表のあった後から実際に施行されるまで買い控えがおきます。おきなきゃ日本人の経済合理性はアレでありマジで日本脱出が必要かもしれません。

消費税利下げ発表に対する反応は日本人のアホさ加減を調べるリトマス試験紙になりうる、という謎結論でおわり。

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プロフィール

まひわり

 老後の備えという腹積もりは別に無く、単に数字を増やしたいという欲望で資産運用を行っています。
 趣味で運用をしていると言えますが、自分以外に行動を監視する人もいないので甘い行動をとってしまいがち。