やっぱコンテンツ事業はおっかねえ

ITmedia:ドワンゴ、「アーティスト名:初音ミク」のJASRAC登録で「クリプトンと協議中」

 ネット上では「初音ミク楽曲を使用した作品のドワンゴからの着うた配信が、作者と契約がないまま行われた」――という内容の「2ちゃんねる」の書き込みが話題になっているが、これについてドワンゴ側は「クリプトン側の問題であると認識している。現在、事実関係を整理して、まとめているところ」とコメントした。

 事実関係は別として、売れそうなコンテンツには皆が群がるということなんでしょう。

 ニコニコ動画で結構なPV数になった楽曲みくみくにしてあげる♪の着うたが配信されていますが、その作曲者に対し契約したいと連絡が取られた後、契約が締結されないまま配信時期の説明等もないうちに配信が行われていたそうです。事実関係は知りませんけど。

 そして作曲に使われたソフトウェアをリリースしているクリプトンと、着うたを配信しているドワンゴが俺のせいじゃないとBlogで主張しあってます。

クリプトン:着うた配信の経緯
ドワンゴ:クリプトン社の謝罪に対するコメント
クリプトン:着うた配信の経緯(2)
ドワンゴ:クリプトン社様からの着うた配信の経緯(2)に関して

 作曲者の許諾を口約束で取って契約の締結は後という所は業界の常識の様であり、特に争ってない様子。配信するよと「口約束したのはお前だ!」「いやお前だ!」と投げ合ってる感じでしょうか。投げ合ってるという事は配信時期のお知らせすら無かったのは本当なんじゃないのと裏読みしてしまいます。

 コンテンツ事業について、著作物が売れるか売れないかについて言えば、売れない場合が圧倒的。なので、売れるものがあれば他の先行投資分もまとめて回収したくなるのは当然ですし、焦ってがっつけばミスもするでしょう。法に反するミスもありえます。事業立ち上げ時には借金も抱えるでしょうし、リターンで義理を果たすべき相手には欠かないでしょう。ミスを誘発しやすい環境にあると言えます。
 第三者的に株を1単位買っておこぼれに預りたいなあとか思っても、原著作者と同じように毟られるのがオチでしょうか。注目を集めすぎている業界には自分以外にもたかりにいく人間が多いわけです。配信事業なのだから注目を集めるのは義務ですし、それならそうなるのは当然の帰結といえます。

 まあ、コンテンツ事業には群がる亡者が多いというのはフェアな見方で無いかもしれません。若い業界だから創業時の借金を返せてない企業だらけなんであり、それ故にがっつく企業ばかりなのだと想像はつきます。経営が貪欲であるが故に生じる隙に付け込む輩も多いはずです。ですが若い企業が成長目指して頑張る事は資本主義社会では望ましいはず。

 ま、お金を出す人がいちいち資本主義社会の健全な発展とか考えるとは思えませんし、必要も無いでしょう。魅力的な案件であると企業側が主張できるか、その主張を出資側がどう判断するかの綱引きで決めてしまっていい話です。狐と狸は真っ向から化かしあうべき。

 ワタクシ自身の判断になりますが、コンテンツ配信事業は逆張りやバリュー投資の対象としては不適格でしょうかね。グロース最高!と考えたり、IPOの爆騰を掠め取れると判断できるならどうぞです。

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プロフィール

まひわり

 老後の備えという腹積もりは別に無く、単に数字を増やしたいという欲望で資産運用を行っています。
 趣味で運用をしていると言えますが、自分以外に行動を監視する人もいないので甘い行動をとってしまいがち。